GBカセットの電池をソケット化する方法
こんにちは、たぴよんです。
レトロゲームって定期的に遊びたくなりますよね。
ただ、遊ぼうと思った時に電池切れでセーブできないと面倒、、
ということで、今回はゲームボーイのカセットの電池をソケット化してみました。
※電池の交換は自己責任でお願いします。
はじめに
電池交換のやり方自体は、GB・GBAのゲームソフトで大きな違いはありません。
ですが、ちょっとだけ仕組みが違うので、あらかじめ確認しておきましょう。
電池交換の際に気をつけたいのが、『GBの場合、電池を外すことでセーブデータが消える』ということ。
もし、今保存しているデータを残したいなら、レトロフリークなどの外部ツールを使用して事前にバックアップを取得しておきましょう。
GBの電池をソケット化する
準備するもの
最低限必要なものをまとめておきます。
- GBソフト(今回はポケモン銀)
- 電池ソケット(CR1616)
- 電池(CR1616)
- ドライバー(特殊ネジ用)
- はんだこて
- はんだ吸い取り線
- はんだ
- こて台
続いて、あるといいものも載せておきます。
せっかく分解するので、メンテナンスもついてにやっておこう、という感じです。この辺りはなくても電池交換できるので、無理に用意する必要はありません。
分解
今回は「ポケモン銀」の電池をソケット化します。リメイクもでてるけど、やっぱり当時のまま遊びたくなる時があるんですよね。
ネジは裏面に1つだけです。
特殊なネジですが、先ほどのリンク先のドライバーのうち、こちらの3.8と書かれたネジを使って取り外すことができます。
ネジが外れたらソフトの表側を下にスライドさせてから持ち上げることで、取り外すことができます。
はんだ付けしやすいように、基盤を取り外しておきましょう。
電池を取り外す
電池は2箇所ではんだづけされているので、「はんだこて」と「はんだ吸い取り線」を使って取り外します。
電池に熱を加えすぎると危ないので、時間をかけすぎないようにはんだを吸い取ります。電池が熱くなっていると思ったら、少し時間を空けてから作業しましょう。
ある程度はんだを吸い取れたら、電池を上に持ち上げながら接点部分のはんだを溶かすと簡単に外せます。
リンクのドライバーの場合、分解用の工具がついているので、電池と基盤の間に挟んで持ち上げました。
もう一方も同様にして、電池の取り外しは完了です。
基盤に残っているはんだを吸い取っておくと、後できれいにソケットを付けられます。
基盤のメンテナンスなど
電池を取り外したので、基盤のメンテナンスもしておきます。
特に気にならない方は次のステップに進んで大丈夫です!
ただ、ソフトがうまく読み込まれないという方は、基盤をメンテナンスすることで改善するかもしれないのでオススメです。
無水エタノールや接点復活剤を綿棒に染み込ませて(混ぜちゃダメ)、掃除したい部分に馴染ませます。
接点復活剤は直接吹きかけるのではなく、綿棒に染み込ませるのがいいそうです。僕も、スプレータイプの接点復活剤を綿棒に噴射して使用しています。
電池の取り付け
はんだを仮で付けるのですが、フラックスがある場合には、はんだを付けたい部分に塗っておくといいです。
フラックスを塗ることで、はんだが付きやすくなります。
続いて、はんだ付けを行います。
こんな感じになりました。
いよいよソケットを取り付けるのですが、電池のプラスとマイナスが逆にならないように注意してください。
基盤をよく見ると、プラスとマイナスが書いてあるので、用意したソケットや電池の向きを合わせましょう。
今回用意した電池の場合、ソケットのプラスマイナスは以下のようになります。(電池の形状や設置向きによって異なります)
正しい位置にはんだづけしましょう。
ソケットを付けたら、電池を入れてみます。
今回使用した電池は、マイナスが下側でした。
4つのツメでしっかり電池を固定できていればOKです。
これで電池の交換は完了!
(マルチメーターを持っている場合は、ここで通電しているか確認しておくといいです。)
元に戻す
分解と逆の手順でカセットを元に戻します。
動作確認
実際に動かしてみて、うまくいくか確認してみます!
接点復活剤のおかげか、一発で起動しました。
「さいしょから」はじめて、セーブ後にデータが残っていれば成功です。
ドキドキ、、
セーブされてます!
無事電池交換できたみたいです!
やった〜!!
おわりに
これで今後は、はんだづけなしで電池の交換ができるようになりました。楽でいいですね〜。
ソケット化はそれほど難しい作業ではないので、興味のある方はぜひ挑戦してみてください!